2020-02-19, Wednesday
この日の日記は18日の日記から続きなので、18日から
読んでいただいた方が、つながると思います。
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色んな先輩犬の最後の日をブログで読ませてもらう機会があり
「アンアン」という鳴き声が、きっと最後の言葉なのかな、、、と覚悟しました。
でも、ここからまた違っていたのです。
可愛いかすれた声で、「アンアン」とシンが言うと、私たちが
『はいはい〜♪』と答え、少しするとまた「アンアン♪」「なぁ〜に〜」
その繰り返し。
だんだんその繰り返しに、余裕が出てきて
シンの鳴き声に、合いの手を入れるように私たちが
「はいはい〜ここにいるよ〜シン〜♪」というと、それに喜んでくれたのか
シッポが、ふりふり〜と揺れる時もありました。
結局その「アンアン」のやりとりは1時間半ぐらい続いたのです。
シンは最後に、本当に、たくさん、たくさん おしゃべりしてくれました。
もう頑張らなくていいよ〜と思いました。
時間はどれぐらいたっていたのでしょう。
そのうち、アンアンと言わなくなり。今度は呼吸が荒くなってきました。
ハアハアが、だんだん小さくなり、あ〜もう止まっちゃう…と思うと
大きく「はぁーーーーっ」と深呼吸をして、またハァハァ。
その繰り返しがまた、1時間ぐらい続いたあと
深呼吸が途絶え、シンの呼吸が止まりました。
時計を見たら3時ちょうどでした。
11時半から3時間半もお別れの時間を作ってくれたシン。
24時間のうち、仕事で半分以上、家にいないダンナなのに
ちゃんと二人がいる時間を選んでくれて、ありがとうね。
最後にたくさんお話してくれて、ありがとうね。
呼びかけに、しっぽフリフリしてくれてありがとうね。
たくさんなでさせてくれて、ありがとうね。
私たちが納得のいく、最後の時間を作ってくれて。ありがとうね。
シンをキレイにしてあげて、やっと川の字になれたのは、朝方4時半過ぎでした。
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ダンナが出勤する為に起きる時間は6時。
1時間半しか川の字になれませんでした。
電話で葬儀場に連絡。
ダンナの帰宅できる明日の午後3時か、土曜日。
迷いに迷いましたが、明日の木曜日に決めました。
決めた後も、やっぱり土曜日まで、なでていたい…。
そうも思いました。
キキちゃんの飼い主さんが、お別れを言いに来てくださいました。
キキちゃんの飼い主さんの手助けがなかったら、私は仕事を辞めていたかも
しれないし、シンはもっと早くに旅立っていたかもしれません。
本当に、それぐらい、助けていただきました。感謝してもしきれません。
夕方には、すずちゃんの飼い主さんのゆりぞうさんが
遠くから訪ねてきてくれました。
たくさんなでてもらい、話を聞いてもらいました。
そして最後の日も川の字になりました。
(不快に思われたらごめんなさい。)
もう寝がえりは打たせなくてもよいのに、2時間ごとに目が覚めて。
その度になでなでして。手を握りしめて。
シンのお手て、すごく冷たいなぁ、と悲しくなりながら眠りに落ちました。
6日前に夕日を見たお散歩が、最後のお散歩になったね。
気持ちよかったね。
| 日記 | 21:14 | comments (0) |
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