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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  我が家のやり方 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 それでも その後、やっぱり情報は目に入ってきていたけれど 我が家にあったしつけかどうか 
 特に「柴犬」にあっているかを判断して実行するようになった。

 色々見ると柴犬はもともと日本の山で、単独で暮らしていた山犬だから実際の所あまり
 リーダーを必要としていないそう…。へっ?なんで?忠実って言うじゃない?
 でも色々調べて行くうちに私が理解していた 忠実とちょっと違う気がしてきた。
 本に書いてあったのは 盲導犬になるラブラドールなどの犬種は 何度もリーダーが変わる事を
 あまり苦にしていない犬種だそうで、そこ行くと柴犬は飼い主が変わる事が苦痛になる犬種。
 ふーーん。そうなんだ〜。
 
 そして動物病院の先生が この間教えてくれたのは 柴犬は我慢強い犬種で だからこそ
 いやな事でもとことん我慢してしまい、それを越えると
飼い主に心を閉ざしてしまう事もあるとか…。
 なので洋犬の様にビシビシ叩いてのしつけは絶対に禁物らしい。
もちろん固体の性格もあるんだ
 ろうけど 犬種でこんなに違ったしつけがあるなんて思わなかったので また1つ勉強になった。

 
…で、とにかく思ったのは 今のシン(家に来て2ヶ月ぐらいまでの頃)にはマズルコントロール
 でもなく、無理やりの服従でもなく、やっぱり愛情なんじゃないかな?
 犬は頭がいいんだもの。こちらの気持ちは 人間と同じように察するんだろうし、もしかして人間が
 あまり感じる事のできない「気」まで察するんじゃないかと思う。

 もちろん みんながみんな同じとは限らない。特にシンの場合 いたずらもたいしてしないし、
 家具も囓らない…他の子に比べれば手のかからない方なのかもしれない。
 だったら
普段、ちゃんとした愛情を注げば 自然に私たちを慕い、いい関係になってくるんじゃ
 ないかな〜?と思った。

 それに保育士をしていた経験を思い出すと まだ経験の浅い頃、自分自身に余裕がなくて
 その気持ちが伝わるかの様に子供たちもいうことを聞かず、落ち着きがなかった‥‥。
 でも、なにより自分が余裕を持って接する事ができる様になってきたら 子供たちも自然に
 落ち着いてくることが事がわかった。シンは犬だけどそれと同じかな〜?いや。犬だけど…
 じゃない。我が家にとってはシンは犬ではなく家族の一員なんだもの。きっとそうだ。そんな事を
 思った。

 もう1つ、私の好きな言葉に『人は鏡である』という言葉がある。鏡に向かって 自分が微笑めば
 鏡に映っている自分も微笑む、そして怒った顔をすれば同じこと。

 それと同じように 他人に向かって 微笑めば相手も気持ちがよくなり 微笑み返すし、
 怒った態度をすればやっぱり相手だって 嫌な気持ちになり同じ態度になりがちになると思う。

 もちろん嘘をついてまで、自分の気持ちを押し殺してストレス感じるまで それを貫いている
 わけではないけど(よっぽど嫌いな人には 結構冷たい私もいる〜)
 この言葉を知ってからは なんとなく余裕ができた。‥で、これも人間だけじゃなく ペットにだって
 同じ事が言えるんじゃないかな?と思う。そんなことを思い始めてから シンのやることにいちいち
 ぴりぴりしなくなり、しつけもあせらないようになり‥。

 そう思って過ごし初めてからのシンは‥というと。なでなでされたり、ほめられるととっても嬉しそう。
 おなかを触られる事も自然と許す様になった。6ヶ月を過ぎた今も 留守番してて私たちが
 帰ってきたりたり 朝起きてきて久しぶりに会うと 未だ 嬉しくてカプカプしちゃう…かわいいやつ。
 でも 最近は本当にその時だけで 他の時は全然しなくなった。今にお留守番の後の甘噛みも
 なくなっちゃって 「あっ 帰ったのぉ〜?お帰り〜」なんて姿になっちゃったりのするのかな〜?
 それも 淋しいな…。

 結局のところピリピリせず、楽しく暮らしていけば その中で自然にいろんなことを身につけて
 行くのかな〜?と それが我が家の方針でした。
それに笑っているほうが 私たちだって 
 シンだって楽しいもん♪

 今はシンが我が家に来て、毎日がとっても楽しいものになってきました。
 長いことワンコを飼いたくて、飼いたくて悩んでいたけど 本当にワンコを飼ってよかったな〜と
 思う今日この頃です。まだまだ この先色々悩みは出てくると思うけど…
 まっ その時はその時で適当に乗り越えていこうね〜。




2003年7月 シン生後5ヶ月
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