こちらこそ、ありがとうだよ。

何時間、シンの手を握って寝ていたのかわかりませんが
朝、目覚ましがなって目が覚めた時、まだシンの手を握りしめていました。
手を握った時は冷たいなぁ、、、と思って寝たのに、目覚めた時は
なんとシンの肉球は、ほかほかに温まっていて。
私の手からは、シンの肉球のトウモロコシのかおりがしました。
我ながら、ほんとバカだなぁ、、、。
それからダンナが葬儀に合わせて帰ってくるまで、一人で何度もシンを
なでては、話しかけては泣き。抱っこしては泣き。もうすぐ撫でられなくなる。
姿が消えてしまうという不安でいっぱいになりました。
やっぱり土曜日に変更してもらおうかな、、、
でもあっという間に時間はたち、結局、家を出る時間に。
最後に車の中から、いつも行く公園の周りを一周し、その後
お空にいるサスケくんの飼い主さんのお家に寄りました。
日記にも何度も書いた事がありますが、シンは本当に
サスケくんの飼い主さんが大、大、大好きでした。
でも今年に入ってから、ずっと会えなかったし
メールアドレスも電話番号も知らないのでシンの訃報を知らせる手立てがなくて。
最後に会わせてあげたいとワタシの勝手な思いだけで、勇気を出して尋ねたら
サスケくんの飼い主さんは快くシンに会ってくれて
最後にたくさん、たくさん、なでてもらいました。
これで本当にシンにやってあげたかった事、すべてやった気がしました。
3時を迎え、思っていた以上のたくさんの方たちに空をみあげて
見送っていただいた事。本当に感謝でいっぱいです。
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シンの骨は、とてもしっかりしていたらしいです。
そして、のどぼとけの話になりました。
のどぼとけは、どんな小さいハムスターでも、脊椎動物なら、
みんなあるそうで 「 衣を着た仏様が合掌している形 」 だそうです。
対応してくれた方のお話が続きました。
「のどぼとけの骨が、こんなにきれいな形に残る子は本当に珍しいです。」
「たいていはの子は、かけていたり、密度が少なくてもろいですが
この子のように、仏様の形がキレイにしっかりと残る子は 「いい犬生だったよ」
『ありがとう』という飼い主さんへの、最後のメッセージなんですよ」と言われました。
そんな事を言われ、泣かないわけがありません。
二人して泣きました。
オラオラで、「オイラ、飼い主なんていりません!」 ぐらいのシンだったのに。
最後に骨の形で、私たちにこんな素敵なメッセージをくれただなんて。

のどぼとけの話は、心の奥で、「きっとみんなにも同じ事を言っているんだろうなぁ。。。」
なんて気持ちも少しありましたが、素直にシンのメッセージを受け止めました。

こちらこそありがとうね。シン。
すっごく楽しい17年間だったよ。

夫婦のスマホ待ち受け画面です。おでかけ大好きだった車の中のシン。
さて、骨になってしまうシンの事を考えると、この先 いつも家にいるシン。
でもキャンプや旅で何日も家をあける時、私ってばシンを一緒に連れて行きたく
なると思うんです。でも骨壺持ってキャンプなんて、ちょっと危ない人ですよね。
なのでシンの分身で遺骨カプセルを作りました。
(遺骨カプセルは葬儀場で販売していました。)
そう決めて、私だけが作る予定だったのに、その場になったら
『オレも作る』 と言い出したダンナ。。。←意外でした。
なので2つです。

スワロフスキーが私。
ダンナはシンカラーみたいなので水色にしました。
ただ、骨を持ち歩く…と思うと自分的にも、ちよっと抵抗もありました。
でも色々調べると、歯や爪は再生するものなので遺骨とは違う、いいイメージとの事。
(実際、爪はなくなってしまうので、爪の生えていた先端の骨を入れるそう。)
なので、我が家二人ともシンの犬歯にしました。
これからもキャンプや遠くにおでかけする時は、これでいつも一緒だね。
シンを連れて帰り、初めてシンがいない夜。
疲れもたまっていたのか、すんなりと眠りにつけましたが
やっぱり2時間おきに目が覚めるのでした。

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